[原子力産業新聞] 2006年8月3日 第2342号 <1面>

原子力委に性能試験計画などを報告

日本原子力研究開発機構の柳澤務理事・敦賀本部長代理は1日の原子力委員会定例会議で「もんじゅ」の現状などを報告した。この中で同理事は、改造工事の進捗率が7月末で約76%に達したことともに、臨界後の性能試験では広く国内外の有識者、技術者の参加・協力を得る方針を示した。

同理事は、改造工事や長期停止プラント機器の点検・整備、健全性の確認作業などが計画通り進展中と説明。

性能試験では、試験全体を確実に運営する組織体制の整備が重要であり、今後同体制の整備を進める方針を示した。その際、周到な準備と有識者のレビュー、実用化戦略調査研究との一体化などに努めるとともに、電力・産業界との運転協力、日仏協力やGIFの枠組みなど国際協力、トラブル等の速やかな公開など透明性の確保、国内外研究者の参加などに留意するとした。


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