[原子力産業新聞] 2006年8月3日 第2342号 <1面>

東北電力 安全と信頼の顧問会議開催

東北電力は7月28日、品質保証体制ついて社外の視点からアドバイスを受ける「原子力の安全と信頼に関する顧問会議」の初会合を開催した。

同社は02年から03年に同会議を開き、情報公開や企業倫理などの提言を受けたが、今回、品質保証体制を総点検することとなり再開した。

高橋宏明社長は、「不適切事例の再発防止策を講じ、組織や業務の根幹、さらには企業文化にまで踏込んだ改善策を検討したい」と挨拶。委員からは、「各情報を原子力部門以外にも伝え、全社で安全に対する問題意識を」、「各電力やメーカー間との情報共有を」、「品質保証強化を経営方針に明確に位置付け、トップ率先の取組みを」などの意見が出された。会議の座長は阿部純二・東北大学名誉教授が務め、ジャーナリスト、民間企業トップなど10名の委員。


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