[原子力産業新聞] 2006年8月3日 第2342号 <2面>

ロシア G8サミットを受け 国際濃縮センター計画を発表

ロシア連邦原子力庁(ROSATOM)はこのほど、シベリア南部イルクーツク州のアンガルスクに国際ウラン濃縮センターを建設する計画を明らかにした。キリエンコ長官によると、プーチン大統領はすでに建設準備計画を承認している。

同センターは、ウラン濃縮施設や再処理施設を持たない国でも原子燃料を市場競争力のある価格で入手できるようにするとしたG8サミットの合意を、具体化に向けて示したもの。米国が提唱する国際原子力パートナーシップ(GNEP)とも、基本的に合致している。ROSATOMは、2007年半ばまでに国際原子力機関(IAEA)への提出に必要な書類の準備が整うとしている。


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