[原子力産業新聞] 2006年8月31日 第2345号 <4面>

アジアと原子力で講演会 10月6日、福井市で

日本原子力産業協会は文部科学省からの委託を受け、10月6日午後、福井市にある福井県国際交流会館で、アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の活動等を紹介する講演会「アジアの発展に役立つ原子力を考える」を開催する。

町末男・原子力委員が「アジアの持続的発展と原子力の役割――日本の貢献とFNCA」、児嶋眞平・福井大学学長が「福井大学の国際交流とアジア協力」、辻井博彦・放射線医学総合研究所重粒子医科学センター長が「『がん』が増えているアジア諸国で放射線治療を役立てる」、中川仁・農業生物資源研究所放射線育種場長が「巨大な人口を抱えるアジアの食糧を供給する農業と放射線育種」と題する講演を行う。

その後、「科学技術分野におけるアジア諸国と福井県の交流を活発に」と題してパネル討論を行う。町原子力委員を司会に、パネリストは講演者の児嶋、辻井、中川氏、さらに橋詰武宏・仁愛大学人間学部コミュニケーション学科教授(前福井新聞論説委員長)、福井大学工学研究科博士課程のイルワン氏(マレーシア)、同じく博士課程の郭登極氏(中国)が参加する。

参加費は無料。会場は同交流会館2階会議室、時間は午後2時から5時20分まで。

参加には事前申込が必要で、原産協会ホームページ(http://www.jaif.or.jp/)から申し込み用紙をダウンロードし、FAXまたは電子メールで、締め切りは9月25日まで。問い合わせは原産協会国際・産業基盤強化本部(電話03−6812−7104)まで。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.