[原子力産業新聞] 2006年9月14日 第2347号 <1面>

安全基盤研究の検討を開始 専門委初会合

総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会の原子力安全基盤小委員会(委員長=大橋弘忠・東大院教授)は11日、初会合を開催、産業界や学協会と規制当局との役割分担、ソフト面のテーマの充実、新しいテーマへの取組みなど安全基盤研究に関する検討を開始した。

小委員会の設置は、保安院が実施してきている安全研究について産業界、学協会、有識者など幅広い分野から意見を聞き、効率性や研究テーマの選定などを検討することが目的。初会合では、保安院が来年度予算の原子力安全研究概算要求、電事連が電力共通研究などの現状について説明。委員からは、ハード面とともに人材や組織などソフト面への取組み強化が必要との意見が多く出された。 当面は月1回程度会合を開き、様々な角度から議論を深める。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.