[原子力産業新聞] 2006年9月14日 第2347号 <6面>

BNG買収 水面下で活発化 米エナジー・ソリューションズ社も名乗り

米エナジー・ソリューションズ社のP.ストローブリッジ副社長は8日、ブリティッシュ・ニュークリア・グループ社(BNG)の買収に意欲を示し、米フルアー社の提示額(報道では4億ポンド)よりも高額を提示する用意があることを明らかにした。

またBNGの分割売却方針について同副社長は理解を示し、「分割された方が魅力的な面が多く、より多くの入札者を惹きつけるだろう」と、一括売却を求めるフルアー社を牽制した。

エナジー・ソリューションズ社は民間の投資グループ、リンゼイ・ゴールドバーグ&ベッセマーが所有する除染事業者。今年の2月には、BNGアメリカ社(BNGの米国法人)を5,000万ポンドで買収している。

なお一部報道では、英政府はBNGの分割売却を支持しており、すでにフルアー社の申し入れを却下したといわれている。


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