チリのバチェレ大統領は5日、原子力発電の導入に向けた研究開発を開始すると発表した。ただし当面は具体的な原子力発電所建設計画はないとしている。
チリの電源構成は水力と火力で半々だが、降雨量に左右されることや天然ガスがアルゼンチンからの輸入に過度に依存していることから、政府は電源の多様化を中・長期的な目標に掲げている。なおチリには、手つかずのウラン資源が眠っていると考えられている。