[原子力産業新聞] 2006年10月5日 第2350号 <2面>

九電 三菱重工と供給契約 MOX製造は仏工場で

九州電力は9月28日、玄海原子力発電所3号機(PWR、118万kW)のプルサーマル計画で使用するプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の供給契約を三菱重工業と締結したと発表した。

実際の燃料製造は、三菱重工が委託するフランスのアレバ・グループの窓口であるコモックス社を通じ、南仏にあるアレバ社のメロックスMOX工場で製造する。

九州電力のプルサーマル計画は、2010年の燃料装荷を目指しており、現在具体的に進行している最も進んだ計画。

同社はプルサーマル計画を実施するため、04年5月に国に原子炉設置変更許可申請を行い、合わせて地元自治体との安全協定に基づいて佐賀県と玄海町に事前了解願いを提出。国は05年9月に許可を出し、佐賀県と玄海町は今年3月に事前了解していた。


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