[原子力産業新聞] 2006年10月12日 第2351号 <2面>

原子力委 RI・研究廃棄物処分で 遅滞ない実施を要請

原子力委員会は10日の定例会議で、文部科学省の原子力分野の研究開発に関する委員会報告書「RI・研究所等廃棄物(浅地中処分相当)処分の実現に向けた取組み」に関し、同廃棄物処分に向け大きな前進をもたらすもので評価する、との見解を取りまとめた。

見解は、原子力の研究、開発及び利用に関する活動に支障を与えることなく安定的に遂行していくためには、必要な費用の積立てをできるだけ早い段階から着実に行うことが極めて重要と指摘。文科省や日本原子力研究開発機構など関係機関が報告書に示された施策を遅滞なく実施することが必要としている。

また、浅地中処分相当の廃棄物以外の廃棄物についても、今後の安全規制に関する検討状況を踏まえつつ、具体的な処分に向けた取組みの検討が遅滞なく進められることが必要とした。


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