[原子力産業新聞] 2006年10月19日 第2352号 <2面>

米情報局 「放射性ちりを検出」 北朝鮮核実験を確認

米国家情報局は16日(ワシントン時間)、北朝鮮が行った地下核実験による放射性物質を検出した、と発表した。核実験が実際に行われたことを米政府が初めて公式に確認したもの。

北朝鮮周辺の上空で11日に採取していた大気を分析した結果で、今回の発表では「放射性のちり」を検出したとしか明らかにしておらず、具体的な核種については明示していない。また発表では、地下核実験の場所は北朝鮮北東部の咸鏡北道吉州郡の豊渓里で、核爆発の規模は1キロトン以下(TNT火薬換算)だったと断定している。


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