[原子力産業新聞] 2006年10月19日 第2352号 <4面>

志賀2タービン室発見の金属粒 鋳造品クリーニングで流入

北陸電力は12日、志賀原子力発電所2号機(ABWR、135.8万kW)の点検中の高圧タービン車室内で発見した粒状金属に関し、主蒸気止め弁製造時のショットブラスト作業で使用したものと特定した。

粒状金属を発見したのは先月27日。同室下部で、直径約2〜3mmの約900個(総重量約80g)が見つかり、同社は流入源の調査を進めてきた。その結果、金属成分や製造記録により、主蒸気止め弁の製造時に、鋳造品などを表面クリーニングするショットブラスト作業で使用するものと判明。同弁に残留していた粒状金属が蒸気の流れに伴って、高圧タービン車室内に流入したと特定した。


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