[原子力産業新聞] 2006年11月2日 第2354号 <2面> |
安全功労者表彰式開催 16名・1団体経済産業省は10月26日、06年度「原子力安全功労者」16名・1団体に対する大臣表彰を都内ホテルで行った(=写真)。 冒頭、甘利明大臣に代わり挨拶に立った渡辺博道副大臣は、エネルギー政策の重要性が高まる中、わが国基幹電源としての原子力の位置付けを改めて強調した上、「安全確保は原子力事業に携わる全ての人々が力を合わせ支えている」と述べ、原子力界の安全部門で尽力した各受賞者らの功績を厚く称えた。 表彰状授与に続き、各界にて活躍した受賞者らに祝辞を述べた鈴木篤之・原子力安全委員長は、「分野ごとの専門性が駆動源」となって安全は向上してきたとする一方、「安全のプロ育成は尋常の手段ではできない」と人材問題にも言及し、後進の指導でのさらなる活躍を功労者らに対し期待した。 本年度の受賞者は以下の通り。 ▽遠藤久芳・海上技術安全研究所構造・材料部門研究員▽久木田豊・名大院工学研究科教授▽志賀秀朗・大熊町長▽谷弘・電気事業連合会海外再処理委員会顧問▽佃由晃・原子力安全基盤機構規格基準部特任参事▽内藤正則・原子力発電技術機構安全解析部長▽中込良廣・京大原子炉実験所教授▽中島照夫・日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター副所長▽深田和美・島根県環境管理センター環境保全グループ長▽堀口毅・鹿児島大学名誉教授▽松本史朗・埼玉大学院理工学研究科教授▽三島嘉一郎・京大原子炉実験所教授▽水町渉・原子力安全基盤機構企画部特任参事▽山内喜明(弁護士)▽米本武・瀬戸内共同火力取締役社長▽渡部修・筑波大院システム情報工学研究科教授。 この他、物質・材料研究機構が団体として受賞した。 |