[原子力産業新聞] 2006年11月9日 第2355号 <4面>

六ヶ所再処理工場 配管洗浄で作業員が軽いやけど

日本原燃は6日、六ヶ所再処理工場の低レベル廃棄物処理建屋で、作業員が配管の洗浄中、水酸化ナトリウム溶液が含まれた排水を浴び、顔に軽いやけどをしたと発表した。放射能汚染はなかった。

3日午前、細かく砕いた低レベル廃棄物を収納しやすい形に成型するために用いる液体接着剤系統の配管を洗浄する際、アルカリ性の水酸化ナトリウム溶液、次いで純水を通した後、残留水を排水するために圧縮空気を供給したところ、その際、連絡不足で作業員が排水ホースを抜いて排水状況を確認していたため、排水口の受け皿に溜まっていた水酸化ナトリウムを含む水が飛散し、協力会社作業員の顔面に付着したもの。

近くの洗面所で付着した溶液を洗い流した後、病院に搬送し診断を受けた結果、火傷と診断された。


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