[原子力産業新聞] 2006年11月16日 第2356号 <1面>

原産協会 来年4月に年次大会 青森で準備委員会初会合

日本原子力産業協会は来年4月に青森県で第40回原産年次大会を開催することにしており、その準備委員会の初会合(=写真)を9日、青森市のホテル青森で開催した。

開催に当たり服部拓也・原産協会副会長は、原子力産業界として燃料サイクルの完結に向け、強い意志で取り組んでいくことの必要性を改めて表明し、燃料サイクル施設の立地する青森開催の意義を強調した。

次いで、大会準備委員長に就任した遠藤正彦・弘前大学学長は「国民の一人として、原子力に関することは重大な課題であると思っていた。今大会が当地で開かれることについて、県民の一人として微力ながら手伝いができればと思っている」と述べ、各委員の協力を得て大会を成功裏に終了させたいと結んだ。

大会が青森県で開催されることから、蝦名武・副知事も出席し「青森県での開催を心から歓迎する。地球環境問題の面からも原子力は大切であり、国の原子力政策に貢献しているとの自負が県にはある」と挨拶した。

この後、大会の基本的方向性やセッション案について意見交換した。

年次大会の青森開催は01年に次いで2回めで、今井敬・原産協会会長が今年度、新会長に就任した後、7月に青森県を訪れ、三村申吾知事に直接協力要請を行っていた。


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