[原子力産業新聞] 2006年11月16日 第2356号 <2面>

エルバラダイIAEA事務局長が来日 外相と会談、東京と京都で講演

エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長(=写真)が29日から翌月4日まで来日、麻生太郎外相ら政府要人と会談するほか、講演会も行う。

外務省の招聘で、政府関係者とは、北朝鮮およびイランの核問題や、国際的な核不拡散体制のあり方などについて率直な意見交換を行うなど、IAEAの重要な加盟国である日本との関係の緊密化を図ることが重要なテーマ。

また同事務局長は東京での講演会、京都大学での対話フォーラムなども予定している。

東京での講演会は「原子力の平和利用と核不拡散――新たな課題と今後の展望」と題して、30日午後3時から4時半まで、千代田区一ツ橋の如水会館で原子力機構と東京工業大学が共催。

参加費無料、日英同時通訳付き。参加は24日までにEメールかFAXで先着順。詳細は日本原子力研究開発機構のホームページから。

京都大学主催の対話フォーラムは3日午後2時半から4時まで、「核拡散の危機と国際社会の対応」と題して須藤隆也・日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター所長と対談し、会場との質疑応答も行う。場所は文学部第3講義室、日英同時通訳で参加費無料、学生に限らず広く参加者を募り、定員160名・先着順。

申込みは日本国際問題研究所ホームページの「軍縮センター」のサイトから申込み用紙をダウンロードし、22日までに。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.