[原子力産業新聞] 2006年11月16日 第2356号 <4面>

近畿大・原子炉が45周年記念

わが国最初の大学原子炉として現在も活躍する近畿大学原子力研究所「UTR−KINKI」(熱出力1W、大阪府東大阪市)の運転開始45周年祝賀会が11日、大阪市内のホテルで、高市早苗・科学技術政策担当大臣(=写真)をはじめ政府関係者、大学OBら参集のもと開催され、大学炉の原子力人材育成へのさらなる貢献に期待を寄せた。

「UTR−KINKI」は1960年11月11日に、国内初の民間炉・大学炉として臨界到達、以降、主に西日本圏の大学の原子炉教育訓練に利用されてきた。熱出力1Wと小型のため、一般対象の原子炉研修にも活用されてきた。現在、稼働している大学炉は、この近大原子炉と、東京大学(茨城県東海村)と京都大学(大阪府熊取町)が保有する炉と合わせ3基のみとなっている。


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