仁科記念財団は9日、優れた物理学の業績を上げた研究者をたたえる今年の仁科記念賞を、原子力機構の田島俊樹・関西光科学研究所(京都府木津町)所長ら3名に贈ると発表した。
田島氏はプラズマ中にレーザーを照射すると、電子を加速できるという理論的研究を行い、現在世界中で開発が進む小型加速器の基本的概念を確立した。