[原子力産業新聞] 2006年11月23日 第2357号 <4面> |
関電 福井エネ研究開発拠点化計画 「嶺南医療振興財団」設立へ関西電力は福井県の「エネルギー研究開発拠点化計画」連携の一環として、嶺南地域の医師の育成・確保を目的とする支援制度を創設、その実施主体として来年3月を目途に嶺南医療振興財団(仮称)を設立する。 財団は、福井県・美浜町内に設置する。具体的な事業は、医学生への奨学金貸与事業、嶺南地域の医師確保に関する指定医療機関への支援などで、基本財産は関西電力が負担、運用財産は同地域の企業などに広く賛同を募る。 医学生奨学金制度では、福井大学医学部医学科生および福井県内の高校を卒業した医学部医学生へ奨学金を貸与する。支援人数は約50名、事業期間は07年度から19年度まで13年間を予定する。奨学金の支援を受けた医学科生が義務研修を終えた後、同地域の病院に勤務した場合、奨学金の返済を免除する制度もある。 研修医確保支援制度では福井大学医学部と同地域の研修医師受入れ病院の研修医師の募集、指導、育成施策を支援し、医師を確保する。支援人数は約25名、事業期間は07年度から11年度まで5年間の予定。 |