[原子力産業新聞] 2006年11月30日 第2358号 <2面>

耐震工事概要が明らかに 浜岡5 07年度下期完了予定

中部電力では浜岡原子力発電所の耐震裕度を評価し、想定される東海地震にも十分耐えられるよう、目標地震動(岩盤上における水平地震動で約1,000ガル)を定めて、自主的に耐震裕度向上に必要な改造工事を順次進めているが、11月21日、5号機(ABWR、138万kW)の具体的な改造工事の内容を発表した。

原子炉圧力容器、原子炉格納容器など大部分の施設の余裕度は十分あることを確認したが、改造を必要とした主な改造項目は以下の通り。早いものでは11月下旬から工事に着手し、すべての工事が完了するのは07年度下期の予定。

▽配管サポート▽電路類サポート▽燃料取替機レールガイド▽原子炉建屋天井クレーン支持部材▽油タンク▽配管ダクト周辺地盤改良工事(工事終了)▽排気筒(工事中)。


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