[原子力産業新聞] 2006年12月7日 第2359号 <2面>

創立50周年 女性アドバイザーが財産

関西原子力懇談会は、56年に、原子力・放射線の基礎知識の普及や種々の調査研究を目的に旧原産会議の関西地方組織として設立された。特に、「みんなのくらしと放射線展」、婦人広報アドバイザー制度の設置から、23年が経過する。

創立50周年の記念シンポジウムを11月7日に大阪商工会議所国際会議ホールで盛大に開催した。テーマは「原子力ルネサンスは花開くか――原子力立国日本の進むべき道」で、約500人が参加。第2部では、原子力広報女性アドバイザーで結成する「若狭おばちゃん劇場」(=写真)が出演、関西、福井県の立地町のオピニオンリーダーと大阪の女性が合同で、生産地と消費地の抱えている問題や県内格差を劇仕立てで訴えた。

綾野輝芳・関原懇常務理事事務局長は、「今回は電気の大消費地・大阪で開催し、反響も大きかった。女性アドバイザーは、関原懇が抱える大切な財産」と強調する。女性≠ヘ原子力理解促進のキーワードであり、新たに今年から女子大生を対象に、料理教室とエネルギーの勉強会をミックスした「エネルギーのことをおいしく学ぶクック・エネ」をスタートさせた。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.