[原子力産業新聞] 2006年12月14日 第2360号 <6面>

原燃・濃縮工場 年間300トンSWUまで減少

日本原燃は11月30日、ウラン濃縮工場で稼動していた3ユニットの1つ「RE−2A」ユニット(97年度運転開始、150トン/年)の運転を停止した。

同社の濃縮工場は、1,500トンSWU/年を目標に、150トンSWU/年ずつのユニットを7ユニットまで増設したが、すでに3ユニットでの運転になっていた。次第に遠心分離機の停止台数が増加していることによる。さらに「RE−2A」ユニットが停止することで、日本の濃縮ウランの生産能力は年産300トンSWUの規模となった。

同社は現在、世界最高レベルの性能の新型遠心分離機を開発中で、計画が順調に進めば、2020年頃には当初計画の1,500トンSWU/年の生産体制を確立する。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.