[原子力産業新聞] 2007年1月5日 第2361号 <2面>

原子力機構 岡ア氏が理事長に 殿塚氏退任 副理事長に早瀬氏

日本原子力研究開発機構は12月22日、殿塚猷一理事長を31日付で退任、岡ア俊雄副理事長を1月1日付で新理事長とする人事を発表した。副理事長には1日付けで、東京電力副社長の早瀬佑一氏が就任。

同日、文部科学省内で行われた会見で、殿塚氏は、「もんじゅ」改造、人形峠残土など、「一つの目鼻が付いたと認識し、役目を果たした」ことから、このほど辞任の意向を固めたと語った。

一方、岡ア氏は、核燃料サイクル確立を第一に据え、産業界、学界との連携を強化して、FBR実用化が前進するよう、早瀬氏には民間企業での経営手腕に期待することを述べた。

岡ア俊雄氏(おかざき・としお) 66年阪大工学部卒、科技庁入庁、94年原子力局長、97年科学審議官、98年事務次官、04年原研理事長、05年原子力機構副理事長。63歳。

早瀬佑一氏(はやせ・ゆういち) 68年東大工学部卒、東電入社、98年福島第二発電所長、01年原子力本部副本部長、03年常務、06年副社長。62歳。


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