[原子力産業新聞] 2007年1月18日 第2363号 <6面>

英規制当局 THORPの操業再開を認可

英保健安全執行部(HSE)は10日、05年4月の溶液漏洩発見以来、操業を停止している酸化物燃料再処理工場(THORP)について、事故対策などの改善策を認め、操業再開を認可した。

サイト認可保持者であるブリティッシュ・ニュークリア・グループ社(BNG)は今後、操業再開の準備を進めることになるが、THORPの所有者である原子力廃止措置機関(NDA)はフル操業の再開時期について、「まだBNGが解決すべき技術的問題が残っており、未定」との見解を示している。

BNGによると、THORPの主要な改良工事は終了しているが、再処理の際に発生する液体廃棄物を処理するシステムの健全性を確認するまでは、使用済み燃料のせん断を実施できないという。


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