[原子力産業新聞] 2007年2月1日 第2365号 <3面>

中国 原子力発電電力量、前年比3%増

中国の昨年の原子力発電電力量は548億kWhで、前年から3.3%増加した。総発電電力量は2兆8,340億kWhで、前年比13.5%増。総発電電力量に占める各電源シェアは、石炭火力=83%、水力=15%で、原子力は1.92%だった。

中国では9基、総出力699万8,000kWの原子力発電所が運転中。昨年の平均設備利用率は87.68%だった。

露アトムストロイエクスポルト社が建設中の田湾1号機(VVER1000)は昨年5月に送電を開始しているが、試験運転中のため、上記の集計には含まれていない。また、同社が建設中の田湾2号機(同)は、年内の送電開始を目指している。

なお、中国の昨年末時点の総発電設備容量は6億2,200万kW。中国国家原子能機構(CAEA)によると、うち78%が石炭火力で21%が水力だという。


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