[原子力産業新聞] 2007年2月15日 第2367号 <1面>

美浜3号が本格運転再開 森関電社長 「事故風化させず」

関西電力は7日、美浜発電所3号機(=写真右)の本格運転を04年8月の事故以来2年半ぶりに開始した。総合負荷性能検査を実施、原子力安全・保安院が定期検査終了証を交付した。

森詳介社長は本格運転再開に際し、「全役員、全従業員が安全最優先を改めて心に誓い、事故の反省と教訓を決して風化させることなく、私が先頭に立ち、再発防止対策を継続的に改善しながら着実に実施し、安全の実績を一つひとつ積み重ねていく」とするコメントを発表した。

昨年3月に国が運転再開を認める報告書をまとめ、同5月に地元自治体がこれを了承、今年1月から原子炉を起動し、各種の検査を進めていた。


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