[原子力産業新聞] 2007年2月22日 第2368号 <3面>

ベラルーシ 初号機を08年にも着工

ベラルーシ国立科学アカデミー(NAS)のM.ミャスニコビッチ会長は5日、同国初となる原子力発電所を2008年にも着工する計画であることを明らかにした。初号機を2013〜2014年に、2号機を2015年に運開させる。出力はいずれも50万kW級で、さらに3、4号機を2025年までに建設することも計画している。

すでにベラルーシは準備調査に着手しており、建設候補となっている2地点で地質調査を実施している。また25億〜30億ドルと試算される1、2号機の建設コストを手当てするために、世界銀行からの融資だけでなく外国資本の導入も視野に入れているようだ。

また、NASのV.ティモシュポルスキ副会長は、「供給者は未定」としながらも、「ロシアとフランスが有力」との見方を示している。


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