[原子力産業新聞] 2007年3月15日 第2371号 <1面>

東京電力 米原子力でコンサル契約

東京電力は13日、米国のサウステキサスプロジェクト原子力発電所3・4号機増設計画に関し、米国の原子力発電運転管理会社である「STPニュークリア・オペレーティング・カンパニー(STPNOC社)」との間で、ABWRの建設・運転管理に係る技術コンサルティング契約を締結したと発表した。

同増設は大手IPP事業者のNRGエネジー社が計画、米国で初めてABWRを採用する。STPNOC社は、同発電所の所有者のひとつであるNRG社からプラント建設と運転管理を受託している。現在、STPNOC社は米国原子力規制委員会(NRC)に建設・運転一括許認可(COL)の申請などの準備を進めており、09年着工、14年から15年に営業運転開始の予定。

今回の契約はABWRの設計に関する技術支援、建設管理支援、運転経験に基づく知見の提供などのコンサルティング内容、今月13日から許認可の申請日までの契約期間など、基本事項を定めたもので、今後詳細を詰める。


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