[原子力産業新聞] 2007年3月15日 第2371号 <4面>

ガラス固化体 27日入港 仏から最後の返還

電気事業連合会と日本原燃は12日、フランスからの返還ガラス固化体輸送船「パシフィック・サンドパイパー」号のむつ小川原港(六ヶ所村)への入港予定日を27日と発表した。同国からの高レベル廃棄物輸送はこれで終了となる。

パシフィック号は先月8日(日本時間9日)にフランス・シェルブール港を出港、北大西洋からパナマ運河を経由し、現時点、悪天候等のトラブルにも見舞われず、太平洋上を順調に航行している模様だ。

海外での再処理に伴い発生する高レベル放射性廃棄物は、現地でガラス固化され、専用輸送船で日本に返還される。ガラス固化体の輸送は、95年2月の開始以来、今回までに計12回1,310本となる。

フランスからの返還が終了となった後、英国からの輸送が08年度以降に開始される見通し。ガラス固化体の輸送本数は、合計で約2,200本となる予定だ。


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