[原子力産業新聞] 2007年3月22日 第2372号 <3面>

カナダ CANDU2基の建設を計画 オイルサンド回収に原子力利用

原子力を利用したオイルサンド回収プロジェクトを計画するエナジー・アルバータ社(EAC)はこのほど、初号機を2016年、2号機を17年に運開させる考えを明らかにした。55億加ドル(47億米ドル)を投じ、CANDU―6(出力75万kW級)2基を建設するという。

同プロジェクトの詳細は来年5月に発表される予定だが、同国南西部に位置するアルバータ州フォート・マクマレーが建設候補サイトとして有力視されている。

石油価格の高騰にともない、カナダのオイルサンド業界は活況を呈しており、温室効果ガス排出量削減の観点から、原子力を利用したオイルサンド回収に注目が集まっている。


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