[原子力産業新聞] 2007年3月22日 第2372号 <4面>

東電史料館企画展「電気は人なり」 “電力人たちのドラマがここに”

東京電力の「電気の史料館」(神奈川県横浜市鶴見区)では、11月4日まで第7回企画展「電気は人なり――電気事業に生命を賭けた男たち」を開催中だ。

米国人のエジソンが電気事業を開始したのが1882年。その後、欧米ではニコラ・テスラなどによって電力システムが構築されていく。一方、日本の電気事業も欧米に遅れることなく民営主導により電気の供給が始まった。苦難の道のりを経て現在のシステムを確立していくが、そこには、事業に生命を賭けた多くの電力人たちのドラマがあった。

テスラとエジソンの激烈な交流・直流論争、黎明期の若き技術者たち、無秩序な市場競争、電力国営論の台頭、電力再編による九電力会社発足――時代の流れに沿った解説と実物機器の展示も多い。

午前9時半から午後5時半まで。入場料は大人300円、大学生200円、高校生〜小学生は100円。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。JR川崎駅西口から無料シャトルバス(約1時間に1本)で約15分。路線バスもある。南武線・尻手駅からは徒歩約20分。

問合せは、電話045―613―2400まで。


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