[原子力産業新聞] 2007年4月12日 第2375号 <4面>

原子力委・防護専門部会 技術検討WGを設置

原子力委員会の原子力防護専門部会は6日、第4回会合を開催し、中間報告書案「高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)等の防護の在り方に関する基本的考え方」を審議するとともに、同部会の下に技術検討ワーキンググループの設置を決めた。

同部会は、今会合で最終案を作成する予定だったが、事務局から対象物、対象施設及び輸送方法などに関して技術的観点からの検討を加え、これを同報告書に盛り込みたいとの提案が出され、了承された。技術検討WGは3か月程度の審議を予定しているため、同報告書の最終案の取りまとめは今年7月頃になる。

技術検討WGは、ガラス固化体及び長半減期低発熱放射性廃棄物、これらを取り扱う廃棄物埋設施設及び廃棄物管理施設、同廃棄物の輸送を対象に、専門部会が防護要件として示した各措置について技術的観点から検討。廃棄物埋設施設の地下施設における埋設や埋戻し方法を踏まえ、埋設中や埋設完了後の防護措置の解除も検討する。核物質防護上の機微情報を含むため、原則として非公開で審議する。


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