[原子力産業新聞] 2007年4月19日 第2376号 <5面>

第40回原産年次大会 【セッション3】 「Locally and Globally―― 青森が世界の原子力に果たす役割」

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〈パネル討論〉
兒島伊佐美・日本原燃社長

再処理施設は今年11月の竣工を、MOX燃料工場は今年10月着工、2012年10月の竣工を予定する。ウラン濃縮工場は現在、300トンSWU/年だが、今月から新型遠心分離機のカスケード試験を開始、今後10年程度で1,500トンSWU/年とする。これら事業の第一は、安全確保であり、現場第一主義と小集団活動、個々のトラブルに対する徹底した対応など様々な活動を推進している。情報公開もトラブルや運転情報、放射線広報などを適確に行うべく、今後とも一段の充実を図る。情報公開は「安全」から「安心」への架け橋である。

地域共生ではメンテナンス見本市、予備品倉庫見学会、特産物の販売促進、地元企業の人材育成支援など様々な取組みを実施してきているが、今後ともこうした努力を強力に進める。


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