[原子力産業新聞] 2007年4月19日 第2376号 <5面>

第40回原産年次大会 【セッション2】「今後、原子燃料は安定的に供給されうるか」

森本浩志・電気事業連合会原子力開発対策委員長

ウラン濃縮は、新型遠心分離機の開発を進めており、最近カスケード試験が行われるなど、研究も最終段階を迎えている。新型機は、回転胴に複合材料を用いるなど、性能の格段の向上を目指しており、10年には本格導入を開始、その後は段階的に増強し、最終的に1,500トンSWU/年とする計画だ。原子燃料の特徴は、化石燃料と異なりすぐには燃やせないほか、使用後の輸送・処理と、長いチェーンプロセスがあること。われわれ電気事業者としては、全体のプロセスを通じて透明性と健全な市場が維持されるよう努めていく。


Copyright (C) 2007 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.