[原子力産業新聞] 2007年4月19日 第2376号 <5面>

第40回原産年次大会 【セッション2】「今後、原子燃料は安定的に供給されうるか」

議長

ウランの国際市場は逼迫感はあるものの15年くらいまでは現状で行きそうだ。原子力全体にいえるが、燃料開発は、長いリードタイムと予測不能な政治・社会的リスクを伴う。皆さんが言うように、重要なのは、燃料供給の持続可能性を保証するとともに、核拡散抵抗性もしっかり守る。資源小国日本としては、核燃料サイクルを完結させ、手に入った資源を100%利用していかねばならないし、そのための原子力政策をブレなく着実に推進することが、世界のエネルギー・セキュリティ、地球環境保全にも貢献していくことになる。


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