[原子力産業新聞] 2007年5月10日 第2378号 <2面>

日本原燃 第3ステップ試験を完了

日本原燃の兒島伊佐美社長は4月26日、青森市内で定例記者会見を行い、同日に六ヶ所再処理工場で行ってきた実際の使用済み燃料を使ったアクティブ試験の第3ステップを完了し、「概ね所期の目的を達成することができた」と述べた。

1月29日から開始していた第3ステップでは、プラント全体の連続運転を通じて技術・技能の向上・習熟と、作業の一つひとつに対して安全確認を徹底する習慣づけを図ることなどを行ってきた。今後は、総点検や再発防止、必要な是正工事などを行ったうえで、安全上の支障がないことを、第4ステップ移行前に国による確認を受けることにしている。なお、第3ステップでの試験結果は今後1か月程度で取りまとめ、国の評価を受けることになる。


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