[原子力産業新聞] 2007年5月17日 第2379号 <2面>

原子力委決定 平和利用と核不拡散で 「平和利用、国内外に発信を」

原子力委員会は15日の定例会議で、政策評価部会による「平和利用の担保と核不拡散体制の維持・強化に関する評価」を尊重し、今後各関係機関が取組むべき事項を委員会決定した。

この評価は同部会が昨年9月から先月までの7回の審議やご意見を聴く会によりまとめたもの。

同委員会はこれを踏まえ委員会決定として、@国内法規制及び国際的枠組みに基づいた平和利用担保の推進A保障措置などの国民への発信B平和利用などの国際社会に対する発信Cプルトニウム利用の透明性確保D国際社会と協調した核不拡散・核軍縮の取組みの強化E核不拡散への基盤充実に向けた知識経営、人材育成、関連技術開発の取組みの強化――について関係機関などの努力を求めた。

また、同委員会自身もこれらの充実に務めるとしている。


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