[原子力産業新聞] 2007年5月17日 第2379号 <4面>

電事連 ポスト京都議定書で提言

電気事業連合会はこのほど、13年以降の「ポスト京都議定書」地球温暖化対策について、提言を取りまとめた。

電気事業は、08〜12年度の電力量当たりCO排出原単位を、90年度比20%低減することが目標だが、05年度実績ではほぼ基準年と同水準に留まっている。

同提言では、「ポスト京都議定書」として、@原子力の推進と有効利用A低炭素社会への転換に向けた貢献B積極的な海外支援C革新的技術開発――を掲げ、目標達成に努めるとした。政府への提言では13年以降は、排出量の多い米国、中国、インドも含め、全ての国が参加する実効性ある枠組み構築のほか、実効性ある目標値設定、国民参加型の対策、アジア地域での省エネ・環境対策協力などを求めた。


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