[原子力産業新聞] 2007年5月24日 第2380号 <3面>

独環境省 ビブリスAへの移転を正式に却下

ドイツ連邦環境省は18日、RWEパワー社が申請していたミュルハイム・ケールリッヒ発電所からビブリスA発電所への残余電力量の移転を正式に却下した。同社が代替案として出していた、エムスラント原子力発電所からビブリスAへの移転については、審査中だという。

ドイツでは残余電力量の移転が認められているが、ビブリスA発電所は運開時期が比較的古いため、移転対象とされていない。同社の申請に対し環境省は今年3月、申請を却下する事前決定を下していた。

環境省の決定に対しRWEパワー社は、提訴を検討している。


Copyright (C) 2007 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.