[原子力産業新聞] 2007年5月24日 第2380号 <4面>

あすかフォーラム 「原子力」言葉の理解を調査

NPO法人の「あすかエネルギーフォーラム」(秋庭悦子理事長)は、原子力関係の理解度を知るには、「言葉の理解がまず全てのスタート」との認識から、「原子力発電100の用語調査」のアンケート調査を行い、このほどその調査結果を取りまとめた。

100の用語選定にあたっては、電気事業連合会の冊子「コンセンサス」からほとんどを選出した。

その結果によると、勉強会などへの参加経験のある人は原子力発電の用語をより多く知っているし、また詳しく知りたい用語も専門分野に広がっていることが伺えるとしている。

全100語の用語の「よく知っている」と答えた認知度の平均は約30%。上位3位は、「地球温暖化問題」(74.3%)、「原子力発電」(67.1%)、「京都議定書」(60.0%)で、下位3位は「TRU廃棄物」(4.3%)、「バックエンド積み立て基金法」(3.4%)、「クリアランスレベル」(3.2%)と、とりわけこれから重要となる廃棄物分野での認知度が著しく低かった。


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