[原子力産業新聞] 2007年6月7日 第2382号 <2面>

原電・東海クリアランスで初の認証 金属廃材の再利用始まる

経済産業省は5月31日、日本原子力発電・東海発電所の廃止措置で発生するクリアランス対象物約107トンの放射能濃度測定結果について、確認証を交付した。4月に同社より、クリアランス制度で初の申請が出されていたもの。

このほど認証された金属類は、原子炉建屋に由来する炭素鋼で、同社他原子力関係で再利用される。このうち約20トンは、テーブル、ベンチ、遮蔽体に加工するため、所内から搬出が開始された。残り約87トンは、建設工事用の鉄筋として再利用するが、搬出時期については関係先と調整中だ。


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