[原子力産業新聞] 2007年6月21日 第2384号 <3面> |
ロシア ノボボロネジU期 新設2基の建設契約締結ロシア連邦原子力庁とアトムエネルゴプロエクト社は14日、ノボボロネジU期1、2号機の建設契約を締結した。総工費は1,300億ルーブル(約6,150億円)。同社は先月29日に実施された競争入札で、両機建設の主契約者に選定されていた。 両機の建設は昨年10月に発表された政府の原子力発電開発計画に明記されている。 建設サイトは、既存のノボボロネジ原子力発電所の隣接地点。着工予定時期は発表されていないが、1号機は2012年、2号機は2013年に運開させる方針だ。炉型は出力110万kWの最新型VVER1000を採用している。 政府は両機以外にも、ベロヤルスク4号機(FBR)とレニングラードU期1号機(VVER1000)を、来年までに着工する計画を掲げている。 アトムエネルゴプロエクト社は、ロシアのほとんどの原子力発電所のアーキテクト・エンジニアを担当している。同社のV.ゲネラロフ総裁は、「今回のように1エンジニアリング企業が原子力発電所建設の主契約者となるのは、ロシアでは初の事例」としている。 |