[原子力産業新聞] 2007年6月28日 第2385号 <3面>

ロシア ノボボロネジU1号を着工

ロシア連邦原子力庁は20日、ノボボロネジU期1号機(AES2006、110万kW)の着工セレモニーを行った。

AES2006は、VVER1000の出力を向上させたロシアの最新型PWRだ。ロシアは年間あたり2基のペースで原子力発電所をシリーズ建設する計画を掲げているが、すべてAES2006を採用することになっている。

ノボボロネジU期の1号機は2012年の運開、2号機は2013年の運開を予定している。

ロシアではこれまで原子力発電所の建設は6〜7年を要するのが通例だったが、1号機は着工から5年で運開することになる。建設の主契約者であるアトムエネルゴプロエクト社が、工期を4〜4.5年に短縮させた野心的なスケジュールを掲げているようだ。

なお原子力庁のS.キリエンコ長官は、ロシアの原子力産業界が世界市場で競争力を持つためには、さらに工期を3年に短縮させる必要があるとの認識を示している。


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