[原子力産業新聞] 2007年6月28日 第2385号 <4面>

中電・浜岡4号でのプルサーマル 原子力安全委が「妥当」答申

原子力安全委員会は25日、昨年12月に経済産業省より諮問された中部電力浜岡4号機(BWR、113.7万kW)のプルサーマルに係わる安全性に「妥当」との判断を示し、同省へ答申した。翌26日には原子力委員会も「妥当」と答申、近く国から許可される。

中部電力は、10年度までのプルサーマル導入を目指し、昨年3月に地元の了解を得て、国に安全審査を申請。浜岡4号機の燃料集合体764体中、MOX燃料を最大312体装荷する。

国内のプルサーマルは現在、4社6基で国の安全審査が終了しているほか、中国電力島根2号機、電源開発大間が審査中となっている。BWRでは、東京電力の福島第一3号機、柏崎刈羽3号機の2基が先行しているが、計画が凍結状態にある。


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