[原子力産業新聞] 2007年7月5日 第2386号 <3面>

フィンランド ケミヤルビ市 候補地点 新たに名乗り

雪合戦で知られるフィンランドのケミヤルビ市が6月25日、原子力発電所の新規建設候補サイトに名乗りを上げ、コンソーシアム「フェンノボイマ」への協力を表明した。ケミヤルビは内陸部だが、同国最大の河川であるケミ川沿いへの建設を想定している。

フェンノボイマはフィンランドのステンレス大手・オウトクンプ、公営地方電力ラウマ・エナジー、公営地方電力カッテルノと、独電力会社Eonとスウェーデンの銅精錬会社ボリデンで構成されるコンソーシアム。100〜180万kW級の原子炉1基を、2016〜2018年に運開させることを目指しており、候補サイトで環境影響評価(EIA)を実施する予定だ。

フェンノボイマの原子力発電所建設に対しては、ケミヤルビ以外にも、ケミ、シモ、トルニオやロビーサの4自治体が誘致を表明している。


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