[原子力産業新聞] 2007年7月12日 第2387号 <3面>

英国 事前設計認可へ向け 4炉型のGDA評価を開始

英ビジネス・企業・規制改革省(BERR、貿易産業省が改組)は5日、包括的設計審査(GDA)対象として規制当局に申請された全4炉型を正式に受理し、評価することを発表した。

今回GDA対象として適格とされた炉型は、@カナダ原子力公社(AECL)のACR1000(120万kW)A仏アレバ社のEPR(160万kW)B米GE日立ニュークリア・エナジー社(GEH)のESBWR(155万kW)C米ウェスチングハウス社のAP1000(110万kW)──の4つ。

GDAは2段階に分けて実施され、フェーズTでは各炉型の安全性などを検討し、その後のフェーズUでは炉型数を3炉型に絞り、より詳細な検討を行う。BERRによると、対象炉型数を絞るのは、規制当局の人員上の理由だとしている。

またフェーズUは、今年末に予定されている英政府の原子力発電所の新設オプションに関する最終判断を待ち、実施されることになる。


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