[原子力産業新聞] 2007年7月12日 第2387号 <4面> |
原子力学会 意見募集中 返還廃棄物他原子力施設の規格・基準・指針類を作成している日本原子力学会の標準委員会は、@「返還廃棄物の確認に関する基本的考え方(案)」、A「放射性廃棄物の放射能濃度決定方法―原子力発電所から発生する低レベル放射性廃棄物の放射能濃度決定方法に関する基本手順(案)―浅地中ピット処分廃棄物について」の2件について、一般からの意見を募集している。 @は海外からの高レベル廃棄物の返還実績はあるものの、今後、英国から低レベル廃棄物と等価交換した高レベル廃棄物、フランスからは低レベル廃棄物の返還が予定されており、合理的な確認のあり方、確認方法、品質保証方法などについて規定しているもの。 Aは原子力発電所から発生する浅地中ピット処分対象物の放射能濃度の決定方法について、基本的な手順をまとめたもの。既に実処分が原子力安全委員会が92年に了承した方法に基づいて行われているが、その後の新たな知見、また03年に国際標準化機構(ISO)で国際標準が作成されたことなどから、これらを反映したもの。 原案は原子力学会本部、全国の支部で閲覧できる。意見の様式は任意、受付は8月20日まで。 問い合わせ・意見提出は同学会事務局標準委員会担当(電話03―3508―1263、 FAX03―3581―6128、 Eメールsc@aesj.or.jp)まで。 |