[原子力産業新聞] 2007年7月19日 第2388号 <3面>

英国 AWEML株の売却を発表 BNG分割売却の一環

英原子燃料会社(BNFL)は16日、AWEマネージメント社(AWEML)の3分の1株式の売却方針を正式に発表した。

AWEMLはBNFL、英ロッキード・マーティン社、セルコ・グループの3社による合弁企業で、軍事用サイトの運営管理を実施している。

政府資産の早期売却を急ぐ英国政府は昨年10月、BNFLの施設管理・除染・デコミッショニング部門であるBNGの分割売却方針を発表。BNGを、@セラフィールド部門Aマグノックス部門Bプロジェクト・サービス部門CAWEMLの3分の1株式――の4つに分割した上で、セラフィールド部門を除く3つの売却時期を2007年に設定していた。

すでにプロジェクト・サービス部門の売却方針が今年2月、正式に発表されている。またマグノックス部門は先月、米エナジー・ソリューションズ社に売却されている。

セラフィールド部門については、英原子力廃止措置機関(NDA)との現行の管理契約期間中は売却しない方針で、売却時期は来年中旬と設定されている。


Copyright (C) 2007 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.