[原子力産業新聞] 2007年7月26日 第2389号 <1面>

経産次官 最終処分場誘致で発言 「複数地点で各層が検討」

経済産業省の北畑隆生事務次官は23日の記者会見で、秋田県・上小阿仁(かみこあに)村の小林宏晨村長が高レベル放射性廃棄物の最終処分場の誘致可能性について議論を始めたいとの意向が示されたことについて、「東洋町(高知県)の後、政府がむしろ一歩前に出るべきとの意見が多く、資源エネルギー庁の方でいろいろ対応を考えている。今回指摘の地域については私は承知していないが、全国各地でいろいろな検討がいろいろなレベルで始まっていることは承知している」と述べた。

上小阿仁村は秋田県中部に位置し、南北に細長い山あいの村。小林村長は今年4月、前村長支援の候補を破り初当選、5月から村長を務めている。


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