[原子力産業新聞] 2007年7月26日 第2389号 <6面>

WH社が中国から4基受注 「AP1000」 三門2基・海陽2基

東芝は24日、グループ会社のウェスチングハウス(WH)社が「AP1000」(=完成予想図)を、中国浙江省の三門原子力発電所向けとして2基、同じく山東省海陽原子力発電所向けとして2基、中国国家原子力発電技術公司、三門核電公司、山東核電公司などから受注したと発表した。

今回の契約は昨年10月にWH社が東芝のグループの一員となって以降、初めての新規プラント受注。WH社に20%出資している米国のショー・グループのグループ会社であるストーン・アンド・ウェブスター社とともに契約した。WH社とストーン社は今回の案件について、昨年12月に第1交渉権を獲得し2月に基本契約を締結、その後、契約の詳細について調整してきた。

受注したのは三門核電公司の三門1号機(運開予定13年11月)・2号機(同14年9月)および山東核電公司の海陽1号機(同14年5月)・2号機(同15年3月)。

受注金額はコンソーシアム全体で数十億ドルとしている。


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