[原子力産業新聞] 2007年8月9日 第2391号 <2面>

文科省 中越沖地震を総合調査

中越沖地震の実態を調査研究するため文部科学省は7月25日、科学研究費補助金として「2007年新潟県中越沖地震に関する総合調査」を実施する、と発表した。

研究代表者は岩崎貴哉・東京大学地震研究所教授で、参加研究機関は各地の国立大学、海洋研究開発機構、気象庁気象研究所、地域地盤環境研究所などの研究者30名。研究費は2,325万円。

今回の地震を「逆断層型で地殻内の浅い地震」ととらえ、余震の精密な空間分布などを求め、堆積層に覆われた地域で発生した震源断層の実態を明らかにすることは、今後、同様の地域での地震発生を考える上で重要としている。


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